
ところが、最近は食用にならないトウモロコシの茎や葉、稲ワラからバイオエタノールを作り出せるようになったのだそうです。エタノールですから、エチルアルコール、つまり消毒用にもなり、ランプの燃料にもなるアルコールですよね。
なんともうれしいニュースです。ほとんど無駄に燃やすか、肥料くらいにしかならない物から燃料が作れるんですから。

今から30年以上前、オイルショックがありましたが、あのころ化石燃料は近いうち枯渇すると言われ、一体私たちの生活はどうなってしまうのだろうとずいぶん不安に駆られたものです。予想されていたよりも石油は長持ちしていますが、それでもいつかは無くなるのですから、石油のように非常に長い時間を要するものでなく、短期間で成長する植物が利用できるのは人類にとって大きな朗報ですよね。
アルコールと言えば、デンプンや糖分を発酵させて作るものだと思いますが、バイオエタノールの場合はそうではなく、植物繊維のセルロースに特殊な微生物を作用させて作るのだそうです。9月14日のNHKニュースでは次のような情報が流れました。
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