
高倉健主演の映画『単騎、千里を走る。』が公開されているようで、評判はまずまずでしょうか?
私は昨年11月にNHKで放送されたドキュメンタリー「高倉健が出会った中国」という番組で、映画撮影の様子を見て、映画が公開されたら見たいなと思ってきました。そのときのことは05-11-22→こちらに書いているのでよかったらどうぞ。
ところで、きょう改めて『単騎、千里を走る』のオフィシャルサイトを見たのですが、健さんがなぜ中国で受け入れられているのかがようやく分かりました。
かつて共産主義国だった中国では、外国の文化にふれる機会がほとんどなかった。そんなところに文化大革命が起こり 1978年からようやく外国映画を観ることができるようになった。その記念すべき第一作目が高倉健主演の『君よ憤怒の河を渉れ』(知らない
NHKスペシャルでは、山奥の小さな村の人たちまでが健さんをよ〜く知っていて、小さな雑貨屋さんには古いポスターが貼ってあり…(すでに記憶があいまい)、訪れたご当人のほうが、自分の知名度に驚いていました。
映画の撮影では、中国人側の役者にあえて素人を起用しているので、作り物っぽくない仕上がりになっているみたいですね。あるお父さん役の俳優さんが、離れて暮らす息子を想って、泣きながら民族舞踊を舞い踊る姿が印象に残っています。その素人の俳優さんは、実際の自分の立場と重ね合わせ、本気で号泣していたのだそうです。
中国と日本の間で起きた過去の悲しい出来事があったにもかかわらず、映画の撮影を通して互いが心をふれあい、うらみやわだかまりが徐々に解けて、許しや理解へと変化していったのでしょうね。
映画のテーマは:
顔と顔を合わせてコミュニケーションをする
―― これが一番大事であり貴重なこと
―― これが一番大事であり貴重なこと
携帯電話やメール、インターネットで、顔を合わさずともコミュニケートできるのは便利だけれど、いざ誰かとトラブルになったとき、本当にそれを自力で解決できる人はどれほどいるでしょう? 気が合わなければ接触しないで済んでしまうけれど、それって楽なように見えて、いつの間にか自分自身をむしばんでいくような気がする。
私自身振り返ってみると、結婚してしばらくしてから互いに嫌なところも見えてきて、一日じゅう口もきかずに泣いていたこともあったけれど、それでもとにかく逃げなかった。逃げずにコミュニケーションを図ろうと努力したから、また仲直りすることが出来た。仲直りって何度でも出来るような気がします、というか、したいです。
えっと映画に話を戻すと、日中の問題も「相手がそうなら自分もそうする」みたいな仕返しをする態度ではなく、相手を尊重し思いやりを示し続けるなら、どれほど大きな憎しみも氷解する可能性はあるっていうことなんじゃないでしょうか。個人対個人も同じでしょうね。
それにしても健さんは、無口という印象しかなかったんですが、なんだかとっても心の温かい方なんだなーと感じました。世の中には他人を利用することや犠牲にすることをなんとも思わない人もいるにはいるけれど、他人を尊重できる人も結構いるもので、そんな方を知るとうれしくなりますね。
「好き」はこちらから働きかけるべし!
って、この→Googleキャッシュに載ってます。心理学用語では「好意の互恵性」と呼ぶらしいですが、悪意を伝染させるよりも、たとえほんの少しでも好意を伝染させられるような人間になれたらいいな〜と思うきょうこのごろです。
★☆★<2/20追記>

トラックバックさせていただきます。
よろしくお願いします。
2時間の映画では展開にやや無理があったかな?顔も出てこない中井貴一はむしろ出てこなくて良かった。高倉健など日本の役者はともかく、中国の出演者の好演が光った。翻訳のできない通訳チューリンは特に良い出来栄えだった。村長などはエキストラかな?「北京好日」以来のいい映画だった。
matudaさんは、中国にお詳しいんですね。私はほとんど中国のことを知りませんが、さだまさしさんの作った「長江」という映画を観て→http://rose.eek.jp/Kotonoha/
中国の文化というのは偉大だなあと感じました。
よろしくお願いします。