2006年04月14日

「ガウディ」ってすごい!

SagradaFamilia.jpg この写真、大抵の方はご覧になったことがありますよね。そう、少し(?)前のネスカフェ・ゴールドブレンドのCMです。インスタントコーヒーとは、長年縁のない私ですが、ネスカフェのCMは全般的に好きで、ゴールドブレンド・シリーズは特に印象深いです。最近の「星降る大地」篇は、「あれって本物の星空?!」などと、思わず声をあげるほど美しい。ネスカフェのサイトを見たら→こちらに撮影レポートが載ってました。

さて、きょうは星空の話ではなくて、建築家アントニ・ガウディです。ガウディと言ったらこのサグラダ・ファミリア教会が最も有名らしく、2005年に世界遺産として登録されたのだそうです。ところが、今まで私はこの写真を見ても美しいとは感じていませんでした。なんか暗くて雑然とした印象しかなかったのですが、きょうは見方が一変しました。というのは、アップの写真をこちらのページで観たからです。
 
なんと、なんと、建築資材の一つ一つが芸術作品ではありませんか! 彫刻を施したたくさんの石を組み上げて造られているのです。着工から124年たった現在も建築中というのもうなずける話です。ガウディ存命中に完成したのはたった一つの塔だけで、その死後は職人による伝承や大まかなデッサンのみで建築が引き継がれている。しかも建築資金は公金ではなく、人々の浄財でまかなわれているというのですから、これまたすごい。

建築物に対する見方や美意識については、ヨーロッパ系の人々と現代日本人との差を感じますね。本当に良いものを、たとえいま自分が生きている間に益を得なくとも後世のために残そうとする、そういう精神態度を日本人は失っているような気がします。一般家屋でもヨーロッパでは何百年も使い続けるのに比べ、今の日本の家屋は、ほんの2、30年で取り壊しては作り直しているというのがほとんどです。これって無駄が多いですし、本当に地球環境のためにはよろしくないですよね。

しかも日本では、外観が周囲の町並みと調和するかなんて全く考えていない場合もあります。ショッキング・ピンクや真っ黄色の家など…それは個人の自由ではありますが、雑然としたケバケバしい、見苦しいものがあふれている現状はもうちょっとどうにかならないものかと思います。

よくは知りませんが、ヨーロッパでは景観を変えてはいけないなど、法律が厳しいらしいですね。それだけ美を重んじる心が根付いているのでしょうか。もちろん日本人には日本人なりのわびさびの美意識というのはあったのでしょうし、今でもあるのでしょうけれど、若い世代にはほとんど受け継がれていないような気がします。日本てどうなっちゃうんだろう、なんて思いますが、美意識などよりももっと深刻な問題は精神の荒廃かもしれませんね。

HIDE.gif
きょうご紹介したHide's デジタル写真館のトップページ。おびただしい数の美しい写真がありました!

「サグラダ・ファミリア」の写真が←こちらでさらに観られます。
さらに→サグラダファミリアを体感 →こちら と →こちら にも


〜・〜・〜・〜・〜 ★☆★ 追 記 ★☆★ 〜・〜・〜・〜・〜

(コメントをぶいっちゃんからいただいたので、こちらからレスを…)

♪コメント、ありがとうございます。ヨーロッパには美しい所がたくさんあって、行ってみたいものですよね。ご覧になったNHKの番組は何でしょう?と思って調べてみたんですが、もしかしたら「世界ふれあい街歩き」でしょうか。うちはBSを見られないのですが、木曜0:00(水曜深夜/近畿を除く)から総合テレビでも再放送が見られるようなので今度見ようと思います。

「何気ない日常でも楽しそう」な外国人と日本人との違いはどこから生まれるのでしょうね。スペインが大好きだった天本英世さんがこんなことを語っていますね(2年前、77歳で亡くなっていたこと、知りませんでした(T.T))。

日本人は自分はなぜ生きるのかという問いかけをしない。それは哲学がないからだ。個性はないのに、自己の存在は認めている。けれど他人の存在を認めていない。だから最近では簡単に人を殺す。スペイン人は個性が強いが、同時に人も認めていて非常に寛容だ。日本人にはそうした寛容さもなければ、人間に対して無関心だ。電車に乗っている人を見てご覧なさい。異様ですよ。半分は居眠りしている。スペインのフラメンコの名だたる連中が日本に来たとき、「日本人はなぜ居眠りするのか」と不思議がっていた。平和ボケしているんだな。それに比べれば、戦争中の日本人は生き生きしていましたね。今日しかないと必死で生きていた。

「他人の存在を認めず寛容ではない」、「他人に無関心」。このあたりに問題があるのかもしれませんね。自分と違うものを排除したくなる、自分の心の中の不寛容と闘わねばならないのかもしれません。

☆読んでくださってありがとうございます!☆
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posted by 野バラ at 17:41 | Comment(4) | TrackBack(0) | 心に感じたこと
この記事へのコメント
私もこの間NHKの特集で「水の都・ヴェネツィア」を見てたのですが感動しました。
是非一度は行ってみないとと嫁さんと話したものです。
そこに住んでいる人たちの意識からしてもう違いますからね。
ああいったのを見ると羨ましくなりますね!何気ない日常でも楽しそうですもん♪ 
すべてが日本ではもう無い景色でした。
人生を長いスパンで生きていく事って大事な事ですよね!それこそ歴史の重みがあります。
日本はいまやどこに行っても、同じ街並み同じコンビニ(笑)同じ格好の人々、そして同じ考えのせちがらい国になっていますからねぇ。
私らが生きてる間に少しでもいいから日本でも意識が変わっていって欲しいですね。
未来の日本の為にも。

Posted by ぶいっちゃん at 2006年04月14日 18:32
コメントありがとうございます♪
本文への追加記事でレスさせていただきました。
Posted by 野バラ at 2006年04月14日 22:42
そうです!
世界ふれあい街歩き「ベネチア続編」でした。
水の都に住む人々の番組です。
ガウディとはまた一味違うのんびりと流れる豊かな人々の番組でした。
Posted by ぶいっちゃん at 2006年04月15日 12:41
始めまして、ペンネーム moharizaと申します。

最新のガウディについて、知りたければ、私のブログ
moharizaメモ http://mohariza06.exblog.jp/
に来られるか、
(但し、ガウディだけを記してないことをお断りしておきます。)

http://www.gaudiclub.org/を開き、liksを開き、バルセロナの田中裕也氏の
「田中裕也のバルセロナ日記」、「ガウディ研究:田中裕也のバルセロナ便り」等を見られることをお薦めします。

ガウディについての、現在進行の研究及び思考に出会えると思います。

「ガウディ研究:田中裕也のバルセロナ便り」の第六十二回を読まれると、カサ・ミラについて、及びよく言われて、ガウディについて誤解されている<「設計図」というものをガウディは書いていないのだ!は、間違い」なのが、分かり、ガウディは設計図は画いてはいるが、それよりも、模型及び現場監理を重視して建物を創っていたことが分かると思います。
また、最新のガウディの情報を得られたい方は、下記のブログ「最新のガウディに興味がある方へ」に、田中氏とのやり取り等をまとめています。

http://www.frepa.livedoor.com/community/board/log_list?community_id=1006&board_id=8505
Posted by mohariza at 2007年01月28日 19:31
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